WORK · STARDATE 2026.05.31 · 7 分
プロンプト入門:AIに仕事を頼むための基本形
AIに仕事を頼むときの基本形を、役割・背景・依頼・条件・出力形式の5つに分けて解説します。
wizPulseAI 編集部··7 分
プロンプト入門:AIに仕事を頼むための基本形
プロンプトは「作業依頼書」です
プロンプトとは、AI に渡す指示文のことです。ただし、単なる「お願い」と考えると曖昧になりがちです。仕事で使うなら、プロンプトは AI に渡す作業依頼書 と考えるほうが安定します。
人に仕事を頼むときと同じで、背景、目的、条件、成果物の形がわかるほど、返ってくる内容は使いやすくなります。
基本形:5つの要素で書く
最初は次の5つだけ覚えておけば十分です。
- 役割:どの立場で考えてほしいか
- 背景:何のための作業か
- 依頼:具体的に何をしてほしいか
- 条件:文字数、トーン、避けたい表現
- 出力形式:箇条書き、表、メール文、チェックリストなど
この5つを入れるだけで、AI の回答はかなり安定します。
そのまま使えるテンプレート
あなたは [役割] です。
[背景] のために、[依頼] をしてください。
条件:
- [条件1]
- [条件2]
- [条件3]
出力形式:
- [形式]
テンプレートは長くなくて構いません。大事なのは、AI が「何を優先すればよいか」を判断できることです。
例:メール文を作る
曖昧な依頼はこうです。
新機能のお知らせメールを書いて。
これだと、誰向けなのか、どんな雰囲気なのか、何文字くらいなのかがわかりません。
仕事で使うなら、こう書きます。
あなたは BtoB SaaS のカスタマーサクセス担当です。
既存顧客に向けて、新機能「レポート自動送信」を知らせるメール本文を作ってください。
条件:
- 200字以内
- 丁寧だが、堅すぎない
- 顧客のメリットを先に書く
- 専門用語は避ける
出力形式:
- 件名を3案
- 本文を1案
ここまで書くと、AI は対象、目的、文体、長さを同時に判断できます。
うまくいかないときの直し方
最初の回答が微妙でも、すぐに捨てる必要はありません。AI は修正依頼で良くなります。
- 長すぎる → 「半分の長さにしてください」
- ぼんやりしている → 「具体例を3つ追加してください」
- 堅すぎる → 「少し自然な口調にしてください」
- 根拠が弱い → 「前提と判断理由を分けてください」
- 使いにくい → 「表にして比較してください」
プロンプトは一発で完成させるものではなく、会話しながら整えるものです。
仕事で使うときの注意
AI の出力は下書きとして扱います。事実、数字、固有名詞、法務・医療・金融など責任が重い判断は、人間が必ず確認してください。
社内情報や顧客情報を扱う場合は、利用している AI サービスの設定、組織のルール、入力してよい情報の範囲を先に確認します。
まとめ
良いプロンプトは、長い文章ではなく、整理された依頼です。
まずは「役割・背景・依頼・条件・出力形式」の5つで書く。結果を見て、足りない条件を追加する。この反復だけで、AI は仕事の中でかなり使いやすくなります。
